こんにちはいっかいです。
今回はルソーを紹介したいと思います。
芸術家の中にはルソーのようなタイプの画家がいます。
私自身:肖像=風景
ルソーは税関の職員でした。日曜画家として絵を描いていました。
退職後に本格的に絵に専念していたようです。
ルソーの絵は独特です。とても楽しい絵です。
蛇使いの女
いかにも芸術芸術した堅苦しさがありません。
高い芸術性、高度な精神性、云々というような理屈っぽさは無く、ルソー自信の人生観や人柄が画面に現れています。
楽しさ、温かみ、素朴さ、おおらかさなど彼の絵には独特の魅力があります。
特にジャングルの絵を何枚も描いておりますが、そこに書かれている植物は独特で彼自身ジャングルの絵が上手くかけていることを自慢していたようです。
彼の画風は独特です。植物を比較的緻密に描きます。
かと思うと人物は具象的でもあり、いわゆる下手絵的な表現を用いて、素朴で見ていて楽しく、癒されるような味わいを大切にしています。これは絵が下手なのではなく完全に狙ってます。
写実絵画を一生懸命描こうとしたんだけど下手になってしまった、かのように見せています。
緊張感を剥がし、ほがらかな世界観が彼の絵の魅力です。
フットボールをする人々
遠近感をつけつつも、平面的、具象的表現がほどこされていて実に味わい深く楽しい表現をしています。「これ変じゃない?」と突っ込みをいれたくなるような面白さです。
夢
彼は日曜画家だったとよく言われますが、私が見る限り相当絵が好きで芸術を愛していたと感じます。
彼の絵には人生こうでなければならないなどという決め付けはなく、ほがらかでおおらかな心を大切にしていると感じます。
極端な言い方をすれば、芸術だの人生だのごたくはうんざり、もっとそれぞれの人生観を自由に表現するべきでは?と考えていたのではないでしょうか。
芸術を楽しい世界に仕上げた画家だと思います。