こんいちはいっかいです。
芸術について分りやすく説明できればとブログを書いてます。
今回は私の大好きな、フンデルトヴァッサーを紹介します。
大好きと言っておきながら、私じしん彼の詳細は良く分っていないので
詳しく知りたい方はググってください。
とにかく作品が独創的で魅力的です。
テーマはおもに「自然と融合した生活」です。
彼の考え方は「自然の中に直線は存在しない」というものです。
彼の建築はアフリカの土などでできた家に影響を受けています。
都市の直線的な建築を嫌っていました。
バード・ブルマウ
屋根の上に芝生が生えています。
建築でありながら随所に曲線を用いて設計しています。
そしてカラフルで、植物を植えてあるのでそこらじゅうに木が生えてたりします。
フンデルトヴァッサー・ハウス
ヴァルトシュピラーレ

芸術家にはいろいろなタイプの人がいますが
彼の作品を見る場合、深い芸術性をもとめるよりも
素直に作品の素晴らしさを楽しむほうがいいかもしれません。
自然との融合と言うテーマは、言い方を悪くするとまぁ「ありがち」
誰でも思いつくテーマです。しかし、彼の作品の場合
群を抜いて独創的で魅力的なのです。
そういったテーマをここまで発展させるというのは
フンデルトヴァッサーならではないでしょうか。

ネット上で著作権の関係で拾える画像がなかなかないのですが
彼の建物の素晴らしさは外観だけにとどまりません。
室内の床はゆがんでいます。そして通路に水が流れていたり植物が生えていたりと
とても楽しいのです。
「ごみ処理場」大阪市環境事業局舞洲工場
なんと日本にもフンデルトバッサーのたてものがあるのです。
見た目、宇宙都市。
フンデルトヴァッサーは絵も描いてます。
直線をきらっていた彼は渦巻きのようなものを良く描いていました。
うずまきは自然の中に存在していて発展的なものだと考えていたようです。
彼の作品の世界観はとても素晴らしいものです。
まるで子供の絵の中に入ってしまったかのようなワクワクする
楽しさがあります。
ここから少し話しが変わりますが、こういった作品を見たときに
「芸術とは何ぞや」と考え込まないでください。
「芸術わからなーい、つまらなーい」という悪循環におちいるからです。
単純にカラフルな色を楽しんで欲しいし
素朴なタッチを楽しんで欲しいし
彼のコンセプトを楽しんで欲しいのです。
作品の独創性や可愛さを楽しむのが良いのではないでしょうか。
芸術と称するものには、すべて深い芸術性や精神性やメッセージ性が
含まれているわけではありません。
それは芸術家にもよりますし、個々の作品にもよります。
芸術家は、いつも、まいにち、固っくるしいことばかり考えてるわけではありません。
ときには固く、ときには楽しんだり、その時々で作品の内容はかわります。
なので、作品をみるときは画家のレベルや作品の内容を
見極める必要があります。
なんでもかんでも高度な内容が含まれていると思いがちですが
現実はそうではないのです。
「芸術わからない、つまらない」という悪循環におちいらないために
目利きになって下さい。
わたしのブログはざっくばらんに絵の見方を紹介していますので
参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。