こんにちはいっかいです。
「芸術って分らない。つまらない」という風に思われがちなので
少しでも、芸術を理解する上で参考にしていただければと思ってブログを書いております。
人を論破するということが目的ではないので予めご了承ください。
気楽に芸術を理解し楽しんでいただければ幸いです。
今回は黄金比についてご紹介します。
黄金比ってご存知でしょうか?
大人の方ならどこかしらで聞いたことがあると思います。
美しいと感じる比率が1:1.618だそうです。
分りやすく2.618cmの長さのものがあるとすると
それを黄金比で分割するなら
1cmと1.618cmに分割すれば黄金比になります。
A4のコピー用紙を黄金比で分割する方法を紹介します。
A4のサイズは210×297mmです。
まず、210mmを黄金比で分割するには
次の式を使います。
X+1.618X=210 (この式はX:1.618Xが210mm)
Xをかっこでくくって
X(1+1.618)=210
2.618X=210
X=210÷2.618
=80.2139・・・・
Xは約80.2
80.2×1.618=129.7636
つまり80.2:129.8になります。
これで210mmを黄金比で分割することができました。
◆上の式がややこしいと感じる人もいるかもしれません。
もっと簡単に分割してみましょう。
手順は2つです。
今度は297mmを分割します。
手順① 2.618で割りましょう。
297÷2.618=113.445・・・・
手順② 手順①で出た答えを297mmから引きましょう。
297-113.445=183.555
これで分割できました。
片方を113.445mmにして(手順①で出た答え)
もう片方を183.555mmにすればOKです。(手順②で出た答え)
113.445:183.555の黄金比に分割できました。
簡単な方のやり方で10cmを黄金比で分割してみましょう。
手順①2.618で割る
10÷2.618=3.819・・・・
だいたい3.8cmでいいでしょう。
手順②10cmから手順①の答えをひく
10-3.8=6.2
分割できました。
片方を3.8cm
もう片方を6.2cm
3.8:6.2の黄金比に分割できました。
ではこの黄金比をどのように使えばよいのでしょう。
下に参考図を描きました(この図は適当に描いたものなので正確な比ではありません)

地平線の位置を黄金比で分割した位置に持ってきます。
そうすると、あら不思議少し画面がひきしまって見えるのです。
次は縦も横も黄金比になるように分割してみましょう。
太陽の位置を縦も横も黄金比の位置に持ってきます。

これも不思議としっくりきます。
もともと下書きなどで描いた絵を黄金比を計算して
位置の修正を行えば引き締まった緊張感のある絵になります。
黄金比はどうなんでしょう。必ず必要と言うわけでもありません。
興味があれば一度やってみてはいかがでしょうか。
なぜそれが美しいの??というところは
謎です。本当にそうなのか?なんなのか?
なので、知識として知っていても無駄ではありませんが
こだわりすぎる必要もありません。
多様しすぎるとかえって堅苦しい画面になってしまいます。
なんとなく、あれ?これ黄金比使ったほうが良いかもと思う機会があれば
使ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。