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#23 油絵のキャンバスってどう買えばいいの?(初級編)

入門

◆油絵のキャンバスってどう買えばいいの?

今回はキャンバスについて紹介します。

キャンバスに絵を描いてみたい。と思いつつ先送りにしていて描いたことがないという人多いと思います。まずは、一枚キャンバスに絵を描いてみてください。紙に描くようにキャンバスに描けばいいだけのことです。油絵具かアクリル絵具で描けば普通に絵を描く事ができます。それだけのことをやらないのは勿体ないと思いませんか?

意外とやってみたら簡単!やるのと、やらないので大きな差がでます。紙に描くよりも絵の存在感が増すのです。まずは、やってみてキャンバスの良さを知ってください。ぜひ触れてみてください。やればそれだけ表現の幅が広がるものです。知っているだけじゃだめです。画家はまず手を動かして体験するべきです。

◆キャンバスはどこで売っているの?

画材屋さんにいくと完成した状態でキャンバスが売っています。木枠に張ってあるキャンバスなので張りキャン(はりきゃん)と言います。画材屋さんの棚に立てかけてあるので(たいてい白い棚。なぜかw)好みのサイズのものを選んで買うだけです。もし棚が見つからない場合は店員さんに張りキャンありますか?と聞いてください。「あ、こちらです」と張りキャンのある場所を教えてくれるでしょう。画材屋さんの規模によってはキャンバスコーナーがすごくしょぼい場合もあります。そういう画材屋さんしか近所にない場合はインターネットで買うといいでしょう。

◆キャンバスに絵を描く手順は2手順です

①キャンバスを買う。

②キャンバスに絵の具で絵を描く。

あたりまえのことですが、それだけのことです。紙に描く代わりにキャンバスに描くだけです。

◆キャンバスの種類

サイズはFをいう文字がついているものを買いましょう。

サイズ表参照: http://www.e-gazai.com/shop/pages/Sizing-chart.aspx

キャンバスのサイズには

F、P、M、Sが一般的にあります。

・Fは人物画用

・Pは風景画用

・Mは海景画用

・Sは正方形

そういう分類でサイズの規格があります。

しかし、Fが一般的で、だいたいの人がFのキャンバスに風景画も海景画も描いています。※これには要注意な理由があります。

◆キャンバスを買うときの注意事項!!

キャンバスはFサイズを買うべし!!それはなぜか?実はキャンバス用の額を買うときにFサイズの額しか売っていないのです。額屋さんではキャンバス用の額はFサイズを中心にバリエーションを置いているのです。

もしPやMやSの額が欲しいときには、モールディングといってオーダーして絵にあわせたサイズの額を注文する必要があるのです。オーダーメイドなので値段的にも割高になります。

なので、F4号とかF6号とかF10号とかそういったサイズを選んで描いたほうがあとあと額をあわせることを考えた場合良いのです。(お店ではFサイズしかほとんどの場合置いてませんがネット販売ならP,M,Sを取り扱っている店もあります。)

例外としてSM(サムホール)サイズというものがあります。SMはFがついていませんが、小さい絵としてはとても手ごろなサイズです。こちらは安心してください。額も充実しているのでおすすめです。

逆に注意すべきはSMサイズは置いているけどF0号は置いていない店が普通にあると思います。小さいサイズのキャンバスとしてはF0号よりSM(サムホール)サイズの方がスタンダードなのです。

◆キャンバスサイズのスタンダード

実際には全種類売っている訳ではありません。ある程度当たり前のごとく飛び飛びのサイズしか売っていません。店舗スペースにも限りがありますし、全種類置いているお店は見たことがありません。一般的なサイズはこれらです。

・SM(サムホール)

・F4号

・F6号

・F8号

・F10号

・F15号

・F20号

・F30号

・F50号

・F100号

張りキャンとして店舗で扱っているのはせいぜいF50号までです。しかしF50号をお店なんかで買ってしまったら持って帰ることができないくらい大きいです。お店で買うならF15号くらいまでにしておきましょう。また、注意点として上記のサイズ以外のキャンバスが売っていたりするのですがキャンバスは売っていても額がそのサイズで気に入った模様のものが売っていないということは多々あります。なのでスタンダードなサイズから選ぶことをおすすめします。

◆大きいサイズのキャンバスはどうすればいいの?

大きいサイズのキャンバスは、道具を買って自分でキャンバスを張ります。なれている人は小さいサイズでも全部自分で張ります。

◆自分でキャンバスを張る

お店で店員にF10号のカットキャンバスを下さいといえば張る前のF10号の麻布が買えます。特にF30号以上は大きいので張りキャンをお店でもし売っていたとしても持って帰るのは大変です。公募展に出品をするためにF50号やF100号となると自分で張るしかありません。ネットでキャンバスの張り方と検索すれば色々でてきます。慣れまくってくるとキャンバスの布をロールで買います。わたしはロールで買ってます。一本2万円くらいするので高いですが、ちょこちょこと完成品を買うよりはかなりお得になります。ロールキャンバスは十分慣れてから買うことをおすすめします。

◆キャンバスを自分で張るときに必要な道具

ここは読み飛ばして頂いて結構です。まずは始めに紹介した張りキャンを買って試してみて下さい。それでキャンバスが好きになったら道具を買って自分で張って見ましょう。

・タックス:キャンバス専用の釘で特殊な形をしています。くれぐれも普通の釘では張らないで下さい。やりずらいし、後で張替えの際にくぎが抜けないしで悲惨になります。なによりも、ありえないほどダサいです。

・金槌(かなづち):タックスを打つときに使います。

・ヒッパラー:キャンバスを木枠に張る際に引っ張る道具です。

・木枠:木枠は組み立てられていない状態で売られています。組み立ての際は木槌(きづち)を使い組み立てる必要があります。間違ってもかなづちで組み立てないで下さい。木枠が割れてしまいます。その他に木枠を正確に組み立てるには大きな直角定規を使います。

・カットキャンバス:キャンバスが張られていない状態のものです。麻で出来ています。

今回はざっと道具だけ紹介させて頂きます。まずは張りキャンを試すことをおすすめいたします。

◆キャンバスの布の種類

キャンバスには油絵具用とアクリル絵具用があります。アクリル絵具用のほうが下地材の白の発色がよいように感じます。麻布自体もアクリル絵の具用のほうが厚みが薄いように見えます。

わたしは油絵を描いてきて、途中からアクリル絵具に切替えたのでキャンバスは油絵の具用を使っています。油絵用のほうがものがしっかりしていて私は好きです。

他には布目にも種類があります。

細かい目から粗い目までメーカーによって色々売っています。表面の仕上がりの好みによって選んでください。(張りキャンは中目だと思います。選ぶ必要がありません。)画材の老舗(しにせ)店に行くと昔のなごりがあって細かい目のキャンバスをAキャン、粗い目のキャンバスをBキャンということがあります。通(つう)の人は知っている呼び名です。まぁ店員さんも知らないことが多いので「Bキャン下さい」と言ったら「は?」となることでしょうw

◆まとめ

キャンバスに絵を描くとそれなりの存在感があります。実に簡単に描けますので興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

◆最後まで読んでいただきありがとうございます。IKKAI(いっかい)でした(^v^)v

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