こんにちはいっかいです。
今回は額の買い方を紹介します。
最近では100均で額が買えますが
額屋さんで額を買う場合どのように選べばよいのでしょう。
まず、2通りのどちらかを選択します。
①デッサン額
②油彩額
上の2つに何の違いがあるのでしょう??
・入れたい絵が紙なら(ぺらぺらなら)デッサン額
・入れたい絵がキャンバスなら油彩額
となります。
◆デッサン額について
サイズは
八ツ切
太子(たいし)
四ツ切
大衣(だいころ)
半切(はんせつ)
三々(さんさん)
が一般的です。
サイズ表参照:https://www.art-maruni.com/user_data/size-dessan.php
これらのサイズは
大抵、画用紙のサイズとは合いません。なので
マットという厚紙の枠を別に注文し額と絵を合わせます。
デッサン額を選んだら、店員に声をかけてマットも注文したいのだけれど
というと絵のサイズを聞かれます。事前に絵のサイズを調べておきましょう。直接絵をもっていって合わせてもらうこともできますが大切な絵に傷をつけられてしまうことも可能性としてはあります。あまりおすすめしません。
マットは絵のサイズに合わせて店員さんが厚紙を特殊なカッターでカットします。
自動のカット機械があるお店と昔ながらの手で切るカット器のお店とあります。
マットは正直いってカットするのに手間がかかります。アルバイト的な店員だと切りたがらないこともあります。なのでマットを買いたいときは店員の状況を見て何が何でも買う方向に話をもっていきましょう。ちゃんとした店員さんなら親切に対応してくれます。
マットは手間がかかるので大抵オーダーしてから1週間くらいまたされます。それが普通です。
まれにサービスが良い店だと即日切ってくれます。即日と言ってもすぐに切れるものではなく、切るのに多少時間がかかります。20~30分程度。カット失敗してやり直していることもあります。気長にカットできるまで待ちましょう。店内の画材を見て暇つぶしでもして下さい。
マットはおもてを指でさわってはいけません。手の油がついて汚れてしまうからです。汚れたら落ちません。マットを取り扱うときは側面と裏面だけ触れます。たまに知識のない店員がいると表を平気で触ってしまうことがあります。その際汚れたらちゃんと取り替えてもらいましょう。
マットの色はオフホワイトがスタンダードです。好みで色を選んでください。
私はデッサン額は細くて天然素材のものが好きです。
色はこげ茶か金が好きです。
マットだけ注文することもできます。
額を他の店で買って、マットだけ注文します。持ち帰りの際は
マットに傷をつけないように注意しましょう。
◆油彩額について
油彩額のサイズはキャンバスのサイズそのものです。
選ぶコツとしては、赤を引き立てたいときは金
青を引き立てたいときは銀
を選びます。
また、額選びの重要なポイントとして
絵の中で引き立たせたい部分を考え、額にその引き立たせたい部分と
似た模様があるものを選びます。
例えばお花の絵なら角花タイプといって角にゴージャスな模様がある額を選びます。
そうすると、絵と額が共鳴して絵の花が引き立つのです。
絵の中の水玉を引き立たせたいなら、額にも水玉があるものを選びます。
絵の中の引き立たせたい部分を額でひろうのです。
あと気をつけたいことは、白い額を極力選ばないことです。
絵よりも明度が明るい額を選ぶと、絵がぼやけた印象になります。
白い額で成立させることは額屋でも難しいのです。
せっかく額に絵を入れるなら引き締まって見えるほうが良いでしょう。
上記の額の選び方を身につけたときに有名どころの
美術館に行って見ましょう。
美術館に飾られている絵にはめられている額はものの見事に
上記に示した「絵の中の引き立たせたい部分を額でひろう」が出来ているのです。
絵も楽しめて額も楽しめる!まさに「通」として美術を楽しんでください。
◆最後まで読んでいただきありがとうございます。IKKAI(いっかい)でした(^v^)v
お店によって他にも額の種類を置いている所はあります。
基本はデッサン額と油彩額なので参考にしていただけたら幸いです。